自動車売却

今回の「6気筒MTの会」は、ドイツへ行く前まで乗っていたヤマハTDM850と共通のエンジンのクラブである「10VALVES」つながりと、ミュンヘンで息子の同級生つながりがきっかけで以来長い付き合いになっている走り屋親父友達の集まりでもある。 このZのオーナーであるたかださんは、10Vがきっかけではあるが、偶然栗東の近所でもあり、自分が持家(持ちガレージ)を留守にしている間、しばらくガレージを借りてもらっていたなんて関係でもある。 そう、自分のガレージにこの子が棲んでいたこともあるのでそれなりに馴染みがあるのだ。 当時は外装のオーバーホールをしたばかりで、なおさら車庫の中に入れたいと言う事情も。 (またミュンヘンからの走り屋親父友達がこのS30ゼットが実は大ファンで、以前バイクで奥比叡に集まった時に、たかださんと知り合い、意気投合。同じ趣味人同士人の輪が広がっているのでありました) そしてその後、ついに機関もオーバーホールされた。 何やら(極端に言えば)100馬力くらいまで劣化したスカスカエンジンが、200馬力オーバーにまでよみがえったとのこと。 オーナーのたかださんは「楽しくて仕方がない」 奥さんも運転されるのだが、勝手にどっかへ行っちゃって帰ってこないくらいと聞いていた。 ので、試乗魔の自分も「どんなだろう?」と興味深々だった。 このZ 1976年式だそうなので、もう38歳じゃないですか。 今となってはとっても小さいです。 特にボクスターと比べるとボクスターがおデブに見えちゃいます。 さて、待望の試乗。 セルを回すと、重々しいクランキングを経て、グワワワンとかかる。 アクセルを軽くあおると、「ガォンガォン」。 いかにも「エンジン」な息吹、と言うか荒々しく生々しい息づかいが伝わる。 ある意味たかださんの宝物なので、ミッションやクラッチに気遣いながら、慎重にスタートする。 ちょっとミートポイントが上の方でなかなかつながらず、ちょっと半クラが長くなる。 奥比叡ドライブウェイの交通量の少ないワインディングを走り出す。 さっそく2速である程度踏んづけてみる。 正確なスペックは知らないけれど、軽いのは間違いない。 それに3000ccだから、それなりに速い。 音もでかいからなおさらパワフルに感じる。 この直前に乗ったのは、右ハンドルのボクスター。 そしてこいつは、逆車なので左ハンドル。 外車が右ハンで、国産車が左ハンドルなんて、ヘンなの(笑) (馴染みのクルマでもあったので、運転席の写真がありません。ペダルだけ。床には穴(笑)) フォト ドイツで散々乗っていたので(左ハンMT)、今でも操作は乗ってすぐにできたけど。 ボクスターでは乗ってすぐに全開で、コーナーもかなりの勢いでイケた。 その横にたかださんも乗っていたので、Zでも同じようにされちゃうのかと心配している様子だった。 いやいやそんなアホなことはしません。 まずブレーキが今のポルシェと38年前の日本車では雲泥の差。 突っ込もうなんて気がおきません。 たかださんには「落とし過ぎ」とまで言われたくらい。 きっともっとグっ踏んだらそれなりに効くのでしょうけど。 直前に乗った車がクルマなだけになおさら。 ステアリングも重ステだし。 また、たかださんもしきりにおっしゃっていましたが、トルク型にチューニングされているので、あまり回すよりも、中回転までにとどめ、「ンゴゴゴガォォォ〜ンン」って流すのが気持ちいい。 またコーナーの立ち上がりで、あんまりガボッとアクセルを踏み過ぎると、息つきしてアクセルに付いてこなくなる。 まるで2ストバイクか、FCRキャブのバイクみたいだ。 ちゃんと回転に合わせ、ジワっと踏んであげればちゃんとツクんだけど。 そんなこんだで、38年前の名車は、趣味車以外の何物でも無く、乗りやすくなった現代のバイクよりも、ある意味、乗り味が濃く、なるほどこりゃ愛着も湧いて離れられなくなるわなーと思った。 自分は一台にかなりあれもこれも求めるし、やはりある程度の現代レベルの性能を求めてしまうのできっとこのような選択は無いと思う。 ガレージがあれば、旧車趣味は趣味として楽しいだろうな〜と言うのはわかるつもりであるが。 それに、そこまで好きな車種も無いかな。 楽しかった、これからもたまに乗らせてください。